源氏物語の奇妙な符号や伏線で打線組んだ | なんJ 2ch 5ch まとめ | なんJ 2ch 5ch スレ まとめ

源氏物語の奇妙な符号や伏線で打線組んだ | なんJ 2ch 5ch まとめ

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源氏物語の奇妙な符号や伏線で打線組んだ

みうが源氏を自分なりに読んで気付いた符号や伏線で打線組んだゾね
※ここでいう源氏物語とは桐壺から夢浮橋までを指す※

1 桐壺帝と源氏が最愛の伴侶を失って詠む歌

2 生後すぐ母を失った人物(紫の上、夕霧、宇治中の君)

3 源氏と紫の上の境遇

4 作中で数え3歳で母を亡くした人物(源氏、玉鬘、朱雀帝女三宮)

5 臣下に嫁いだ二人の帝の鍾愛の内親王(朱雀帝女三宮と今上帝女二宮)

6 作中で本名が明らかな主要登場人物(藤原瑠璃君=玉鬘と藤原惟光)

7 紫の上の祖母のセリフ

8 作中で中宮になった登場人物(藤壺中宮、秋好中宮、明石中宮)

9 多くの妻や愛人を持ちながら、源氏が絶対にしなかったプレイ

1 桐壺帝と源氏が最愛の伴侶を失って詠む和歌の共通性

・桐壺帝が最愛の妃桐壺更衣を亡くして詠んだ歌
「尋ねゆく幻もがなつてにても魂のありかをそこと知るべく」
(亡くなった我が最愛の人の魂の行方を探し、突き止めるという)幻術士があってほしいものだ。
直接合うことは叶わずとも、その術師を通して亡き桐壺更衣の魂の在り処を知ることができように。
・源氏が最愛の妻紫の上を亡くして詠んだ歌
「大空をかよふ幻夢にだに見え来ぬ魂の行方尋ねよ」
大空を自由に行き交う幻術士よ。
夢にさえ姿を現してくれぬ我が最愛の人の魂の行方を捜しておくれ。

これは紫式部が意図的にそう配置した事が確定的に明らかなので、
訳だけ添えてみうからは何も申し上げぬゾね
ただ一つ、この歌は桐壺帝が桐壺更衣と死別した時記録に残さずそっとつぶやいた歌で、
(そのつぶやきを作者が読者に分かるようメモった形式を取っている)
源氏はまだ数えで3歳で母の死はおろか和歌を理解できる筈もなく、
その場に関係者の桐壺更衣の母である大納言の未亡人もいないので、
父が母を亡くした時このような歌を詠んだことは知らぬ筈ゾね
なのに伴侶を亡くした時に呼んだ歌が奇妙に一致、
帝と源氏が似たもの親子である事、彼らの愛した女性が素晴らしい人であったことが
手に取るようにわかりますよ~わかるわかる
おっぱい(作者の技量と執念)感じちゃう!
ちなみに桐壺帝の最愛の女性である桐壺更衣と、
源氏の最愛の女性である紫の上は
(帝と源氏の最愛の女性を藤壺中宮とする説もあるが、
みうは物語的にそうではない方が面白いのでこちらを取るゾ)と、
紫のゆかり(桐と藤の花は紫色で5月に咲く、
紫の上は源氏の母にそっくりな藤壺中宮の姪で容姿も人柄も資質もそっくり)で結ばれた人物ゾね

2 生後すぐ母を失った人物(紫の上、夕霧、宇治中の君)

母親の存在が明らかにされない、
存在しても早くに亡くなっている登場人物の多い源氏物語だが、
作中で生まれてすぐ母と死別した人物は意外にもこの3人だけゾね
(正確には、紫の上の母は兵部卿宮の正妻にモラハラを受けそれを苦にして死亡、
夕顔は夕霧出産後回復しかけていたところを六条御息所にとりつかれて死亡なので
純粋に産褥が原因で亡くなったのは宇治中の君の母の宇治八宮の北の方だけやが)
この3人の共通点は、
出生こそ不幸だが、シンデレラストーリーで幸福をつかんだ事ゾね

ごめ
【悲報】みう、夕顔と夕霧をごっちゃにする受験生あるあるな初歩的なミスを犯してしまう

・紫の上
源氏に見染められなければ
祖母を亡くし父と意地悪な継母に引き取られ
継子としていじめられていた筈だった
源氏に引き取られたことで源氏の最愛の女性として
実子こそ出来なかったが栄光のロードを歩んだ
・夕霧
源氏と正妻である葵上の間に生まれた表向きの源氏の長男でありながら、
父のコネを使わずたたき上げからキャリアをスタート
身分の低さを理由に幼馴染の従妹と引き離されたこともあったが、
父に似て有能だったので出世、
最終的には位人臣を極め
可愛い幼馴染の従妹、おしとやかで楽器を弾くのが上手な内親王、
美人のキャリアウーマンとそれぞれに素晴らしい妻を娶り、
12人もの子供に恵まれた
・宇治中の君
この人の場合、母に仕えていた侍女たちにも
「この方が生まれたために奥様が亡くなられてしまった。
気味の悪い子だこと、心の底からこの方を可愛がれませんわ」と見放され、
自分を愛してくれるのは父と姉というクッソ哀れな境遇だった
貧乏な父と姉と共に宇治で朽ち果てると思いきや、
何やかやあって今上帝の第三皇子と結婚、
彼の第一子を産んで妻としての地位も盤石と、
宇治十帖で唯一幸福な人生を歩んだ

ちなみに作中お産で死にかけた女性はあと二人おるんやが、
(藤壺中宮と女三宮※この二人も伯母と姪の血縁関係※)
彼女たちの場合、
藤壺は「お産で死んだら弘徽殿女御にいいようにされて国が滅茶苦茶になる。それだけはいやだ」と持ち直し、
女三宮は「不義の子を産んでしまった、鬱だ死のう……どうせ社会的に死ぬならいっそこっちから出家したろ!」
※当時は出家は社会的に死んだも同然の行為だが、同時に現世からの穢れから逃れる手段でもあった※
と持ち直しとるんや
おっぱい(母の強さ)感じちゃう!

3 源氏と紫の上の境遇
この二人に関しては境遇が似ているどころかまるっと同じゾね
・源氏の父 帝
・源氏の母 亡くなった大納言の一人娘で更衣(帝の妃ではあるが正妻(中宮)にはなれない身分)、
素晴らしい子供を産むが、他の妃に妬まれいじめられて病を得て死亡
・源氏の祖父(母の父) 大納言、大臣にもなれた、つまり娘を中宮にもできた名家の出だが
若くして亡くなり叶わず、一人娘を入内させるよう遺言した
・源氏の祖母(母の母) その北の方、夫の遺言を守り娘を入内させた
娘の死後は残された孫を慈しんで育てたが孫の成長を見ることなく娘の後を追うように亡くなる
・紫の上の父 帝ではないがその嫡男、つまり皇族
・紫の上の母 亡くなった大納言の一人娘で↑の愛人、
素晴らしい子供を産むが、夫の正妻にいじめられて精神を病んで死亡
・紫の上の祖父(母の父) 大納言、経緯は不明だがそれ以上は出世しなかった、
娘を入内させたがっていたがかなわず死亡
・紫の上の祖母(母) その北の方、夫の死後娘を大事に育てるが、
娘が先帝の皇子の目に留まりおじゃんに、
娘の仕事は残された孫を慈しんで育てたが、孫の成長を見ることなく源氏の祖母に同上

4 作中で数え3歳で母を亡くした人物(源氏、玉鬘、女三宮)
この3人の共通点はちょっと怖い話だけれど、
母親が全員尋常ではない死に方をしている事ゾね
・源氏の母 先述したように他の妃から妬まれいじめられたのが原因で若くして死亡
・玉鬘の母夕顔 源氏が自分より身分の低い女性に心を移した事を許せない六条御息所に祟り殺される
・女三宮の母源氏女御 藤壺の異母妹だが母が身分の低い更衣の為臣籍降下、
源氏女御として源氏の異母兄に嫁ぎ、朧月夜に次ぐ寵愛を受け、中宮になってもいい身分の人だったが、
夫が眼病で若くして退位すると、生きる望みを失い「この世を恨んだような様子で」亡くなる
全員父を同じくするきょうだいはいるが、同腹のきょうだいが一人もいないのも共通しているゾ
その子供たちに呪いが行かなかったのは幸いゾねえ……

5 臣下に嫁いだ二人の帝の鍾愛の内親王(朱雀帝女三宮と今上帝女二宮)
この二人も設定はそっくり同じゾね
・帝と女御の間に生まれた娘
・母は中宮になってもおかしくない高貴な身分で立派な人物だったが、
有力な後ろ盾がなかった&後宮に自分よりもっと寵愛されている人物がいたために
後宮での争いに負け舞台から退場する(皇女たちは幼くして母と死別)
・父親には哀れで愛おしい皇女として鍾愛される
・母も有力な母方の親戚もなく、自分亡きあとの行く末を心配した父の肝いりで臣下に嫁ぐ
・夫からは大した女性ではないと愛情をかけられず、邪険にされた
宇治十帖に関しては作者が未だ定まっておらず、、
作者が紫式部本人か、後世の手を入れる専門家
(菅原孝標娘が浮舟(宇治十帖の最後のヒロイン)に言及している事を考えると、
手を入れたのは源氏ほんへ成立からそう遠くはなく、彼女の娘が入れた?)かで論争の種になっているゾね
そこらへんの真偽はともかく、
多分ここらへんは作者も設定を考えるのが面倒くさくてそっくりそのまま一緒にしたのだとみうは思うゾ

6 作中で本名が明らかな主要登場人物(藤原瑠璃君=玉鬘と藤原惟光)
男性の方はほかにも実名の明らかな人物がおるが、
大して重要な人物ではないのでポイーで
この二人の共通点は、皇族や源氏や彼らに匹敵する身分の高い登場人物の多い作中にあって、
珍しくそれほど身分の高くない藤原一族であることがはっきりと言及されている事ゾね
(玉鬘は、実父の両親は皇族に連なる名門だが、
正式な結婚で生まれた娘ではないため、母の姓をそのまま名乗っているものと考えられる)
(右大臣(弘徽殿や朧月夜の父)一家に関しては系統不明)
二人とも源氏物語にあって珍しく前向きで明るい人物で、
持ち前のポジティヴさで自ら幸福をつかんだ事も共通点ゾね

7 紫の上の祖母のセリフ
すずめのひなを捕まえて籠に閉じ込めて飼っていた孫に一言、
「まあ貴女はいつまで経っても幼い事。
生き物をいじめるのは仏罰を受ける事になりますよと常に申し上げておりますのに、情けない事」
このセリフは
・幼い頃の紫の上は仏罰の当たる行為ばかりしていた
・紫の上がつかまえて飼いならしていた鳥のように、彼女は源氏に籠の鳥にされ、
最後の最後で出家=仏道にすがることさえ許されなかった
という伏線ゾね

ゾとか言ってて草

8 作中で中宮になった登場人物(藤壺中宮、秋好中宮、明石中宮)
この3人の共通点は、全員皇族に連なる家の出という事ゾね
藤壺は先帝と皇后の第四皇女、
秋好は前皇太子とその正室格の妻との一人娘、
明石中宮の父は源氏(臣籍降下した皇族)の一人娘
紫式部の生きた時代はご存じ藤原氏が権勢をふるい、
彼女の存命中は皇室や源氏出身の中宮はいなかったんやが、
道長に肉体関係を迫られたとも伝えられる紫式部の、
彼女なりのささやかな権力者への反骨精神を感じますよ~感じる感じる

9 多くの妻や愛人を持ちながら、源氏が絶対にしなかったプレイ
人妻との密通やホモセックス=アヌスプレイまでしている源氏が
唯一しなかったプレイ、それは母娘どんぶりや
・六条御息所と秋好中宮
・夕顔と玉鬘
が危うくその毒牙にかかりかけてたんやが、
前者は母親が体を張って娘を斎宮にすることで阻止、
後者は表向き玉鬘を源氏の娘という設定にしているので、
源氏が手を出すか出すまいかぐずぐずしているうちに髭黒のファインプレーでめでたく阻止
現実では花山院のように母娘に手を出した天皇もおったんやが、
流石にそこまでリアルに描くのは紫式部も遠慮したみたいゾね

この時間にやることじゃない

ガチ勢やんけ
この時間には勿体ないスレや

闇深系教養スレ

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